日本原子力研究開発機構では、福島第一原子力発電所事故で汚染された山地地域の森林から生活圏・海への放射性セシウムの移動挙動を評価するとともに、将来のセシウム移動に伴う被ばく線量の変化を予測し、特定された被ばく上重要な移動経路上のセシウムの移動抑制手法を提案することを目指した福島長期環境動態研究F-TRACE(Long-term Assessment of Transport of Radioactive Contaminant in the Environment of Fukushima)プロジェクトを進めている。
  1. 日本原子力研究開発機構では、福島第一原子力発電所事故で汚染された山地地域の森林から生活圏・海への放射性セシウムの移動挙動を評価するとともに、将来のセシウム移動に伴う被ばく線量の変化を予測し、特定された被ばく上重要な移動経路上のセシウムの移動抑制手法を提案することを目指した福島長期環境動態研究F-TRACE(Long-term Assessment of Transport of Radioactive Contaminant in the Environment of Fukushima)プロジェクトを進めている。
  2. 本調査は、水流による河川水系の移動経路について、森林、河川、ダム・ため池、河口域に区分して行われた現地調査のうち、森林調査で行われた樹幹流、表面流、林内雨等の調査結果を基にしている。
  3. 森林内の斜面に一定の観測区画を設定し、区画内の降水が樹幹流(木を伝う流れ)となって流れる量、区画から流出する表面流をそれぞれ定常的に観測し、試料を採取した。また、森林内の降雨(林内雨)、森林外かつ降雨サンプラーの上方に樹木の葉が茂っていない地点の降雨(林外雨)も採取した。
  4. 対象地域は、川内村荻地区の常緑針葉樹林(スギ人工林)、川俣町山木屋地区の落葉広葉樹林を設定した。
  5. 調査期間は、平成25年4月~10月、平成26年4月~9月に行った。
  6. 本分析結果は単位水量(L)当たりの放射能量(Bq)を示している。
  7. 放射能濃度、誤差、検出下限値は、試料採取日に半減期補正した値を記載した。
  8. 分析結果は有効数字3桁で表し、計数値がその計数誤差の3倍以下のものについては、検出下限値を示した。
本調査項目のデータを公開しているホームページから収集し、利用しやすい CSV, XML, KML の形式でまとめたファイル一式です。

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