マッピングツールには環境モニタリングデータを地図上に表示するための12種類の機能があります。
空間線量率のマップ化
空間線量率分布マップ(ポイント)
この機能はある地点で測定された空間線量率の値をポイント形式で表示するものです。
マップ化には測定地点の緯度・経度と空間線量率の測定値が必要です。
空間線量率分布マップ(ポイント to メッシュ)
この機能は測定された空間線量率の値をメッシュ範囲に集約して表示するものです。
メッシュには指定したメッシュサイズに含まれるポイントの空間線量率の平均値が反映されます。
マップ化には測定地点の緯度・経度と空間線量率の測定値が必要です。
Data Japan Hydrographic Association
Data SIO, NOAA, U.S. Navy, NGA, GEBCO
Image Landsat
©2015 ZENRIN
空間線量率分布マップ(メッシュ)
この機能は航空機などによって広域的に測定された空間線量率の被覆データをメッシュ形式で表示するものです。
データに記載されたメッシュの四隅の緯度経度を用いてKMLを作成します。メッシュサイズは指定できません。※
マップ化にはメッシュの四隅の座標と空間線量率の測定値が必要です。
※LOD機能を用いると任意のメッシュサイズで出力できます。
核種濃度のマップ化
核種濃度分布マップ(ポイント)
この機能はある地点で測定された核種濃度の値をポイント形式で表示するものです。
マップ化には測定地点の緯度・経度と土壌濃度の測定値が必要です。
核種濃度分布マップ(ポイント to メッシュ)
この機能は土壌測定によって測定された核種濃度の値をメッシュ範囲に集約して表示するものです。
メッシュには指定したメッシュサイズに含まれるポイントの土壌濃度の平均値が反映されます。
マップ化には測定地点の緯度・経度と土壌濃度の測定値が必要です。
Data Japan Hydrographic Association
Data SIO, NOAA, U.S. Navy, NGA, GEBCO
Image Landsat
©2015 ZENRIN
核種濃度分布マップ(メッシュ)
この機能は航空機などによって広域的に測定された土壌測定の被覆データをメッシュ形式で表示するものです。
データに記載されたメッシュの四隅の緯度経度を用いてKMLを作成します。メッシュサイズは指定できません。※
マップ化にはメッシュの四隅の座標と土壌濃度の測定値が必要です。
※LOD機能を用いると任意のメッシュサイズで出力できます。
高度な機能
深度分布
この機能は土壌や海域などにおいて地表面(または海面)からの深さと放射能濃度の関係をグラフで表示するものです。
測定地点をポイント形式で表示し、そのポイントをクリックするとグラフが表示されます。
マップ化には測定地点の緯度・経度と土壌濃度の深度ごとの測定値が必要です。
内挿による可視化
この機能は空間線量率や土壌調査などの測定データから内挿補間をおこない、被覆のデータを画像形式で出力するものです。
画像形式なので広範囲でもスムーズに表示することができ、分布傾向を概観するのに役立ちます。
補間方法は逆距離加重法(IDW)またはクリギング※を選択できます。
マップ化には測定地点の緯度・経度と対象調査の測定値が必要です。
※クリギングを利用する場合はR(オープンソースの統計解析ソフト)のインストールおよびgeoRパッケージが別途必要になります。
http://www.r-project.org/index.html
時系列グラフ
この機能はモニタリングポストによる計測のように、ある地点で定期的に測定されているデータについて、測定値の時間変化をグラフで表示するものです。
測定地点をポイント形式で表示し、そのポイントをクリックするとグラフが表示されます。
マップ化には測定地点の緯度・経度と測定値、測定日時を示す時間情報が必要です。
経時変化グラフ
この機能は走行サーベイのように定期的に行われている調査について、それらの結果を集約して時間に伴う変化をグラフで表示するものです。
この機能では複数の調査項目を選択してマップ・グラフ化します。
任意に指定したメッシュサイズで集約され、そのメッシュをクリックするとグラフが表示されます。
マップ化には測定地点の緯度・経度と測定値、測定日時を示す時間情報が必要です。
相関関係グラフ
この機能は2種類の調査項目について測定値の相関関係をグラフで表示するものです。
この機能では2種類の調査項目を選択してマップ・グラフ化します。
任意に指定したメッシュサイズで集約され、そのメッシュをクリックするとグラフが表示されます。
メッシュ内に複数の測定値がある場合、調査項目ごとに平均値を計算し、その値を用いて相関グラフが描かれます。
マップ化には測定地点の緯度・経度と測定値が必要です。
Data Japan Hydrographic Association
Data SIO, NOAA, U.S. Navy, NGA, GEBCO
Image Landsat
©2015 ZENRIN
頻度分布グラフ
この機能は調査項目をマップ化するとともに、色分けした階級でヒストグラムを作成するものです。
KMLをGoogle Earth で開くと、地図とともにヒストグラムが表示されます。
Google Earthを操作するとこのグラフは消えてしまいますが、再度バーから再表示させることが出来ます。
マップ化には測定地点の緯度・経度と測定値が必要です。