日本原子力研究開発機構では、福島第一原子力発電所事故で汚染された山地地域の森林から生活圏・海への放射性セシウムの移動挙動を評価するとともに、将来のセシウム移動に伴う被ばく線量の変化を予測し、特定された被ばく上重要な移動経路上のセシウムの移動抑制手法を提案することを目指した福島長期環境動態研究F-TRACE(Long-term Assessment of Transport of Radioactive Contaminant in the Environment of Fukushima)プロジェクトを進めている。
  1. 日本原子力研究開発機構では、福島第一原子力発電所事故で汚染された山地地域の森林から生活圏・海への放射性セシウムの移動挙動を評価するとともに、将来のセシウム移動に伴う被ばく線量の変化を予測し、特定された被ばく上重要な移動経路上のセシウムの移動抑制手法を提案することを目指した福島長期環境動態研究F-TRACE(Long-term Assessment of Transport of Radioactive Contaminant in the Environment of Fukushima)プロジェクトを進めている。
  2. 本調査は、水流による河川水系の移動経路について、森林、河川、ダム・ため池、河口域に区分して行われた現地調査のうち、河川調査で行われた土壌の調査結果を基にしている。
  3. 調査期間は、平成25年2月~3月と10月~12月、平成26年11月~平成27年1月、平成27年11月と12月、平成28年10月~平成29年1月に行った。
  4. 試料の採取は、同一横断面上で、流速が異なる場所、堆積状況が異なる場所、線量率が異なる場所を選定し、IAEAにより標準的な深さ方向の土壌試料採取法と認められているスクレーパープレート法を用いて、深度別の土壌試料を採取した。
  5. 深度別の土壌試料は、各層から採取した土壌を良く撹拌した後、一定量をU-8 及びV-1容器に封入した。容器に封入した土壌試料については、固定式ゲルマニウム半導体検出器を用いて放射性セシウムの定量分析を実施した。
  6. 放射能濃度、誤差、検出下限値は、試料採取日に半減期補正した値を記載した。
  7. 測定における放射能濃度の値が検出下限値未満であった場合は、測定値に「ND」と表記。また、誤差は「-」と表記した。
本調査項目のデータを公開しているホームページから収集し、利用しやすい CSV, XML, KML の形式でまとめたファイル一式です。

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