本データは、文部科学省による「福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の第二次分布状況等に関する調査研究」において行われた、ストロンチウム89、ストロンチウム90の沈着量の測定結果を基に作成した...
  1. 本データは、文部科学省による「福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の第二次分布状況等に関する調査研究」において行われた、ストロンチウム89、ストロンチウム90の沈着量の測定結果を基に作成した。
  2. 本データの作成にあたって、以下の2 つの地域を対象に調査を実施した(60 箇所:63 試料)
    • (1)福島第一原発から80 ㎞圏外の地域の調査箇所(50 箇所:50 試料)
      • 第1次分布状況調査で調査対象とした福島第一原発から80 ㎞圏内を除き、東日本全域における航空機モニタリングの測定結果(空間線量率)において、空間線量率が0.2 μSv/h以上の地域で新たに土壌試料を採取※1 し、ストロンチウム89、90 の沈着量を測定した。なお、調査箇所の選定にあたっては、空間線量率が0.2 μSv/h 以上の地域を5 km メッシュに分割し、このメッシュの中から、地域に偏りが無いように、調査箇所(50 箇所:50 試料)を選定した。土壌採取期間は平成23年12月17日~平成24年2月9日。
    • (2)相馬市及びその周辺の調査箇所(10 箇所:13 試料)
      • 第1次分布状況調査では、相馬市で採取された土壌試料のうち1 箇所の試料において、セシウム137 に対するストロンチウム89、90 の沈着量の比率(以下、「Sr-89、Sr90/Cs-137」と言う。)が、他の箇所に比べて非常に大きいことが確認された。そこで、今回の調査では、この箇所(以下「相馬市第1地点」という。)において第1次分布状況調査の際に採取した試料の残り4 試料を全て分析するとともに、この箇所の周辺9 箇所のそれぞれにおいて、第1次分布状況調査の際に採取した5 つの土壌試料のうち、セシウム137 の沈着量が最も高い1 試料を選定し、ストロンチウム89 及び90 の分析を行った。
  3. 以上の土壌試料について放射化学分析を行い、低バックグラウンドベータ線測定装置を用いて約60 分間計測した。なお、試料量、及び検出下限値は以下のとおりである。
    • (1)福島第一原発から80 ㎞圏外の地域の調査箇所で採取された土壌試料
      • 第1次分布状況調査で分析に使用した土壌試料量(30 g)の約3 倍の試料量(100 g)を用い、第1 次分布状況調査時よりもストロンチウム89、90 の沈着量の検出下限値を低下させた。検出下限値は、ストロンチウム89 で約100 Bq/m2であり、ストロンチウム90 は、約15 Bq/m2である。
    • (2)相馬市(第1地点)及びその周辺の調査箇所で採取された土壌試料
      • 第1次分布状況調査時と同様に、各調査箇所で採取された土壌試料のうち、30 g の土壌試料についてストロンチウム89、90 の沈着量を測定した。検出下限値は、ストロンチウム89 で約300 Bq/m2であり、ストロンチウム90 は、約40 Bq/m2である。
  4. 測定において、当該核種の明確なピークを検出できなかった場合、あるいは算出した沈着量の値が0.0 以下であった場合は、「ND」と表記。その場合、誤差は「-」と表記するとともに、検出下限値を参考値として記載した。
  5. 算出した沈着量が検出下限値未満であっても、当該核種のピークを検出できた場合には、その値を参考値として記載した。また、検出下限値を参考値として記載した。
  6. 各調査箇所のストロンチウム89、90 の沈着量の値は、ストロンチウム89、90 の物理的半減期(ストロンチウム89:50.53 日、ストロンチウム90: 28.79 年)を考慮して、今回の調査における土壌採取期間(平成23年12月17日~平成24年2月9日)の中間の期日である平成24年1月13日時点の値に補正を行った。
  7. ※1:1 都9 県(福島県、茨城県、岩手県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、栃木県、宮城県、山梨県)の一部の地域で実施。天然核種の影響により空間線量率が高くなっている地域を除く。